モバイルファーストとは
【英】mobile first モバイルファーストとは、主にWeb開発において、PC版に先行してモバイル版から開発する手法、またはコンセプトのことです。 モバイルファーストの利点として、狭い画面・限られた操作方法・必ずしも高速でない通信速度、といった厳しい制約のあるモバイル端末をベースとして開発することによって、余分な要素を削ぎ落したユーザー本位のコンテンツの実現が期待できる点などが挙げられます。タッチインターフェースやセンサー、ローケーション情報などの機能を駆使して、PC版の開発では難しい革新的な機能・サービスが生まれることも期待できます。近年スマートフォンをはじめとするモバイル端末の市場が拡大し続けている背景も大きな要因といえます。
2016年10月に開催したPubCon Las Vegas 2016で公表された、「モバイルファーストインデックス(以下:MFI)」について、施行されたということネット業界では広く知られています。2017年10月には、Googleが本番環境ですでに実施していると発表しています。以降、Googleでの検索順位評価が、PCサイトを主軸にしたものから、モバイルサイトを主軸にしたものに着々と変わっていっているようです。アメリカや日本を含む10か国においては、モバイルデバイスからのGoogle検索が、コンピュータからの検索より多く行われています。
モバイルファーストインデックス(MFI)が施行されてしまっている今、スマホからデザインは起こすべきであり、情報設計、導線設計も同様です。ユーザーがPCからアクセスするよりも、スマホからアクセスする回数の方が、大きくなっているサイトも数多くあります。
Googleでは基準に基づいて、モバイルファーストインデックスに対応しているかどうかをサイトごとに評価し、準備が整ったサイトから移行していく予定のようです。Googleはある日突然、Web上の全てのサイトを一気にモバイルファーストインデックスに移行するのではなく、モバイルファーストインデックスに対応しているサイトから、順番にモバイルファーストインデックスに移行するということです。こうすることにより、世界のWebサイト管理者が自社サイトの順位だけが落ちてパニックに陥ることを、避けようとしていると思われます。
これまで(現状):
デスクトップ向けページの評価を検索結果のランキングに使用。 モバイルからの検索も、デスクトップ向けページの評価を基準にしてできあがった検索結果が提示されていました。
これから(モバイルファーストインデックス導入後):
モバイル向けページの評価を検索結果のランキングに使用。 デスクトップからの検索も、モバイル向けページの評価を基準にしてできあがった検索結果が提示されます。 つまり、逆転します。 モバイル向けページが評価のメインとなり、デスクトップ向けページがサブになります。
Googleの仕様・アルゴリズムに対応することは、インターネットユーザに使いやすいサイトを提供することにつながり、自社サイトへのアクセス数や問い合わせ数を増やすことにつながります。
※追記 2018年4月現在 モバイルファーストが本格的に始まっています。
※ モバイルファーストインデックスを開始します。
(Googleウェブマスター向け公式ブログ/2018年3月)
GMKサービスでは、モバイルファーストの本格的なはじまりを重要視して、スマートフォンページの作成を推進、ご提案しています。
■ホームページをお持ちの方は、下記のテストでスマホ対応か確認できます。
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja